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スマホ代の平均を調べるときは、「1人分の回線料金」と「世帯全体の支出」を分けて見る必要があります。端末代を含むかどうかでも金額が変わるため、数字だけを比べると判断を誤ります。
この記事では、総務省統計局の公表値を基準に、スマホ代が高いか判断する方法を解説します。具体的な節約手順は別記事に分け、平均額と比較基準に内容を絞っています。
スマホ代の平均は1世帯あたり月11,464円
総務省統計局の「家計消費状況調査」では、2025年の二人以上世帯における「スマートフォン・携帯電話などの通信、通話使用料」は、1世帯あたり月11,464円でした。
この金額には、基本使用料、通話料、オプションサービス、パケット料金が含まれます。一方、スマートフォン本体の購入費は別項目です。
| 公表値 | 対象 | 含まれるもの | 含まれないもの |
|---|---|---|---|
| 月11,464円 | 二人以上世帯の平均 | 基本料金、通話料、オプション、パケット料金 | スマホ本体価格 |
平均額を見るときの注意
11,464円は1人分ではなく、二人以上世帯の合計です。世帯人数で単純に割っても、契約回線数、端末代、子どもの回線の有無が違うため、個人の適正額にはなりません。
自分のスマホ代が高いか判断する方法
平均より高いかどうかだけではなく、回線料金と端末代を分け、自分のデータ使用量に対して妥当かを確認します。
回線料金と端末代を分ける
月額8,000円でも、回線料金3,000円と端末代5,000円なら、通信プランだけが高いとは限りません。反対に端末代がなく、回線料金だけで8,000円なら見直し余地が大きい可能性があります。
請求書では、次の4項目を別々に確認してください。
- 回線の基本料金
- 通話料とかけ放題
- 有料オプション
- 端末の分割代金
データ使用量と料金を比べる
Wi-Fi中心で月3GB以下なのに大容量プランを契約している場合は、平均以下の請求額でも割高です。反対に、30GBを使い通話オプションも必要なら、3GBの人より高くなるのは自然です。
判断の目安として、現行の低価格プランには次の価格帯があります。
| 使用量 | 低価格プランの目安 | 主な候補 |
|---|---|---|
| 3GBまで | 月990円〜1,078円 | LINEMO、楽天モバイル |
| 10GB前後 | 月1,400円〜2,090円 | IIJmio、LINEMO |
| 15GB前後 | 月1,958円 | mineo |
| 30GB前後 | 月2,780円〜2,970円 | povo、ahamo、LINEMO |
端末代と通話料を除いた回線料金がこの目安を大きく上回るなら、プラン変更や乗り換えを検討する価値があります。
1人分の平均として単純換算しない
二人以上世帯の平均11,464円を世帯人員で割ると、一見すると1人分の目安を作れそうに見えます。しかし、家計消費状況調査の世帯人員と契約回線数は同じではありません。
子どもがスマホを持っていない世帯、仕事用と個人用の2回線を持つ人、家族の一部だけ端末代を払っている世帯も含まれます。そのため、記事内では1人あたりの平均額へ機械的に換算していません。
1回線の適正額は、同じデータ容量と通話条件の現行プランで比較するほうが実用的です。たとえば月10GBを使う人なら10GB前後のプラン、30GBを使う人なら30GB前後のプラン同士で比べます。
スマホ代が平均より高くなる主な原因
スマホ代が高くなる理由は、料金プランだけではありません。次の項目を確認すると原因を切り分けられます。
データ容量が多すぎる
毎月の使用量より大きなプランを契約していると、使わない容量に料金を払うことになります。直近3か月の最大使用量を基準に、少し余裕のある容量へ変更します。
通話料やオプションが積み上がっている
短い電話を繰り返す人は、従量制の通話料が高くなる場合があります。反対に電話をほぼ使わない人が、かけ放題を付け続けるのも無駄です。
端末補償、留守番電話、セキュリティ、動画サービスなど、使っていない有料オプションがないか確認してください。
端末の分割代金が含まれている
高額なスマホを短い周期で買い替えると、回線料金を下げても請求総額は高くなります。端末を長く使う、型落ちや中古を選ぶなど、回線とは別に見直す必要があります。
家族割やセット割が外れている
割引の適用条件が変わると、気づかないうちに料金が上がることがあります。家族の回線数、固定回線、対象プランの条件を確認しましょう。
平均額より「自分に必要な条件」で判断する
平均は比較の入口にはなりますが、その金額を下回れば必ず安いわけではありません。次の条件が同じ契約と比べることが重要です。
- 毎月のデータ使用量
- 通話時間とかけ放題の有無
- 端末代を含むか
- 店舗サポートが必要か
- 家族割や固定回線割引を含むか
実際に見直す場合は「スマホ代を安くする方法|料金確認・節約・乗り換え先の選び方」で、請求確認から乗り換えまでの順番を解説しています。
世帯のスマホ代を比較する例
家族2人で回線料金が合計12,000円でも、2人とも端末代を含むなら、通信プランだけで平均より高いとは断定できません。まず端末代を除き、1回線ごとのデータ容量と通話条件を確認します。
一方、家族4人が3GB程度しか使わず、回線料金だけで合計20,000円なら見直し余地は大きいと考えられます。3GBの低価格プランを選ぶと、回線料金は1人あたり月1,000円前後まで下げられる可能性があります。
家族割がある場合は、1回線だけではなく世帯全体で比較します。1人が安くなっても、残る家族の割引が外れて合計額が上がるなら、乗り換えの効果はありません。
スマホ代の平均でよくある疑問
平均額の範囲と、自分の請求へ当てはめるときの注意点をまとめます。
平均11,464円には端末代も含まれる?
含まれません。総務省統計局では、スマートフォン・携帯電話の本体価格を通信・通話使用料とは別項目で集計しています。
平均より安ければ見直しは不要?
平均より安くても、データをほとんど使わず高いプランを契約しているなら見直し余地があります。平均額ではなく、同じ使用量の現行プランと比べてください。
通話オプションは平均に含まれる?
公表項目には基本使用料、通話料、オプションサービスの利用料が含まれます。個別の契約で何が請求されているかは、通信会社の請求明細で確認する必要があります。
一人暮らしの平均も11,464円?
違います。11,464円は二人以上世帯の平均であり、単身世帯の平均ではありません。一人暮らしの人は、この数字を自分の1回線と直接比較しないでください。
端末を分割購入している場合はどう比べる?
請求総額から端末の分割代金を引き、回線料金、通話料、オプションの合計を現行プランと比べます。端末代は、買い替え周期と残りの支払回数を別に確認します。
平均額は毎年変わる?
料金プラン、端末購入、世帯構成の変化によって変わります。この記事では2025年平均を使用しているため、更新時には総務省統計局の最新年報を確認します。
まとめ
2025年の公的統計では、二人以上世帯のスマホ・携帯電話の通信通話料は月11,464円です。ただし、これは世帯全体の平均で、端末本体価格は含みません。
自分のスマホ代が高いか判断するときは、回線料金、通話料、オプション、端末代を分け、データ使用量が近いプランと比較してください。平均額だけでなく、自分の利用条件に対して払いすぎていないかを見ることが大切です。