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楽天モバイルのプラチナバンドとは?従来との違い
楽天モバイルのプラチナバンドは、700MHz帯の周波数を使用した電波で、建物内や地下でも繋がりやすいのが最大の特徴です。2023年6月から順次展開が始まり、2026年現在も対応エリアを拡大中です。
従来の楽天モバイルは主にBand 3(1.7GHz帯)を使用していました。この周波数帯は直進性が高く、高速通信に向いている反面、障害物を回り込む力が弱いという弱点がありました。そのため「屋外では問題なく繋がるのに、建物内に入ると圏外になる」という声が多く聞かれていたのです。
[sbd_box_content icon=”point” title=”プラチナバンドと従来周波数の違い”]- プラチナバンド(700MHz帯):低周波数で障害物を回り込みやすい。建物内・地下・山間部に強い
- 従来のBand 3(1.7GHz帯):高周波数で直進性が高い。広いエリアで高速通信が可能だが、障害物に弱い
プラチナバンドという名称は、電波の「繋がりやすさ」という価値の高さから名付けられました。ドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアは以前からプラチナバンドを保有しており、楽天モバイルは後発として参入した形になります。
楽天モバイルがプラチナバンドを獲得したことで、大手キャリアと同等の「繋がりやすさ」を実現できる基盤が整ったと言えます。ただし、エリア展開は段階的に進められているため、地域によっては恩恵を受けられる時期に差があります。
プラチナバンド展開による速度・エリアの変化
プラチナバンドの展開により、楽天モバイルの通信品質は着実に改善しています。特に従来繋がりにくかった場所での改善効果が顕著です。
エリアカバー率の変化
楽天モバイルの自社回線カバー率は、2026年4月時点で人口カバー率99%を超えています。プラチナバンド導入前は「エリア内でも繋がらない場所がある」という状況でしたが、プラチナバンドによって実質的なカバー率が向上しました。
具体的に改善が見られる場所は以下の通りです。
- 建物内:オフィスビル、商業施設、マンションの奥まった部屋
- 地下:地下鉄、地下街、地下駐車場
- 山間部:キャンプ場、登山道、農村部
- 屋内の窓から離れた場所:トイレ、更衣室、倉庫内
通信速度への影響
プラチナバンドは「繋がりやすさ」を重視した周波数帯のため、最高速度という点では従来のBand 3に劣ります。ただし、実用上の速度は改善されるケースが多いです。
[sbd_box_content icon=”point” title=”速度に関する正しい理解”]プラチナバンド単体の最高速度は従来より遅くなりますが、繋がらなかった場所で繋がるようになることで、結果的に「使える速度」は向上します。圏外で0Mbpsだった場所が、10〜30Mbps程度で通信できるようになるイメージです。
[/sbd_box_content]楽天モバイルはプラチナバンドと従来のBand 3を組み合わせて運用しています。端末は自動的に最適な電波を選択するため、ユーザーが意識して切り替える必要はありません。
パートナー回線(au)との関係
楽天モバイルは自社回線エリア外ではパートナー回線(au回線)に接続されます。プラチナバンドの展開に伴い、パートナー回線に頼る場面は減少傾向にあります。
ただし、2026年4月現在もパートナー回線は継続しており、楽天回線が届かない場所では自動的にau回線に切り替わる仕組みです。パートナー回線でもデータ無制限で利用でき、追加料金は発生しません。
プラチナバンド対応端末の確認方法
プラチナバンドの恩恵を受けるには、対応端末を使用していることが必須条件です。対応していない端末では、プラチナバンドエリア内でも従来の電波のみで通信することになります。
対応端末の見分け方
楽天モバイルのプラチナバンドは「Band 28」(700MHz帯)を使用しています。お使いの端末がBand 28に対応しているかどうかで判断できます。
確認方法は以下の3つです。
1. 楽天モバイル公式サイトで確認
楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」ページで、端末名を検索すると対応バンドが表示されます。最も確実な確認方法です。
2. 端末メーカーの仕様表で確認
端末メーカーの公式サイトで仕様表を確認し、対応周波数帯にBand 28(700MHz)が含まれているかチェックします。
3. 購入時期で大まかに判断
2024年以降に発売された主要スマートフォンの多くはBand 28に対応しています。iPhoneはiPhone 6以降、Androidは2020年以降の主要機種であれば概ね対応しています。
[sbd_box_content icon=”point” title=”対応端末の目安”]- iPhone:iPhone 6以降(日本版)はすべて対応
- Galaxy:Galaxy S20以降、Galaxy A51以降が対応
- Xperia:Xperia 1 II以降、Xperia 10 III以降が対応
- AQUOS:AQUOS sense4以降、AQUOS R5G以降が対応
- Pixel:Pixel 4a以降が対応
- 楽天オリジナル:Rakuten Hand 5G、Rakuten BIG sなどが対応
非対応端末を使っている場合
Band 28非対応の端末を使用している場合、プラチナバンドエリアでも恩恵を受けられません。この場合は以下の選択肢があります。
- 対応端末への機種変更を検討する
- 従来のBand 3エリアで主に利用する(屋外中心の使い方なら問題少ない)
- パートナー回線(au)でカバーされるエリアであれば、そちらで接続される
楽天モバイルでは対応端末を販売しているため、契約と同時に機種変更すればプラチナバンドの恩恵を確実に受けられます。
楽天モバイルのエリア・速度の現状評価(2026年時点)
2026年4月時点で、楽天モバイルの通信品質は「実用レベルに達した」と評価できる段階にあります。プラチナバンド展開前と比較すると、ユーザー体験は大きく改善しています。
エリアに関する評価
人口カバー率99%超という数字は、大手3キャリアと遜色ないレベルです。都市部であれば、ほぼすべての場所で楽天回線またはパートナー回線(au)に繋がります。
地方部や山間部については、まだ改善の余地があります。ただし、パートナー回線がバックアップとして機能するため、「完全に繋がらない」という状況は少なくなっています。
速度に関する評価
楽天モバイルの実測速度は、時間帯や場所によって変動が大きいのが特徴です。一般的な傾向は以下の通りです。
- 空いている時間帯(早朝・深夜):下り50〜100Mbps程度
- 混雑する時間帯(昼12〜13時、夕方18〜20時):下り10〜30Mbps程度
- 屋内(プラチナバンド接続時):下り10〜50Mbps程度
動画視聴やSNS、Webブラウジングなど一般的な用途であれば、10Mbps以上出ていれば快適に使えます。混雑時でも実用上の問題は少ないでしょう。
[sbd_box_content icon=”point” title=”料金に対するコストパフォーマンス”]楽天モバイルの料金は3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円です。データ無制限で3,278円という価格は大手キャリアの半額以下であり、通信品質の改善を考慮すると非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
[/sbd_box_content]こんな人におすすめ
2026年時点の楽天モバイルは、以下のような人に特におすすめです。
- データ通信を大量に使う人(動画視聴、テザリング利用者)
- 通信費を節約したい人
- 都市部を中心に生活している人
- サブ回線として使いたい人
- 楽天経済圏を活用している人(楽天ポイント還元)
一方、山間部や離島に頻繁に行く人、通信品質に絶対的な安定を求める人は、大手キャリアの方が安心感があるかもしれません。
よくある質問
Q. 自分のエリアがプラチナバンド対応か確認する方法は?
楽天モバイル公式サイトのエリアマップで確認できます。住所を入力すると、楽天回線エリア・パートナー回線エリア・プラチナバンド対応状況が表示されます。ただし、プラチナバンドは屋内向けの補完電波という位置づけのため、エリアマップ上では詳細に区別されていない場合もあります。
Q. パートナー回線(au)との違いは?
パートナー回線はau回線を借りて通信するもので、楽天の自社回線ではありません。以前はパートナー回線には月5GBの上限がありましたが、現在は撤廃されており、パートナー回線でもデータ無制限で利用可能です。
プラチナバンドは楽天の自社回線の一部です。自社回線とパートナー回線は自動で切り替わるため、ユーザーが意識する必要はありません。
Q. プラチナバンドへの切り替えは自動?
はい、自動です。端末は常に最適な電波を選択するため、ユーザーが手動で切り替える必要はありません。Band 3(1.7GHz帯)の電波が弱くなると、自動的にプラチナバンド(700MHz帯)に切り替わります。
Q. プラチナバンド対応端末に機種変更すべき?
建物内や地下で繋がりにくさを感じている場合は、対応端末への機種変更をおすすめします。屋外中心の利用で特に不便を感じていなければ、急いで機種変更する必要はありません。
次回の機種変更時に、自然とプラチナバンド対応端末になるケースがほとんどです。2024年以降発売の端末であれば、多くがBand 28に対応しています。
Q. プラチナバンドで速度は上がる?
プラチナバンド単体の最高速度は、従来のBand 3より遅くなります。しかし、「繋がらなかった場所で繋がるようになる」という点で、実用上の速度は改善します。圏外だった場所で10〜30Mbps程度の速度が出るようになれば、体感は大きく向上します。
すでに電波状況が良い場所では、プラチナバンドによる速度向上は期待できません。あくまで「繋がりにくい場所の改善」が主な効果です。