格安SIMでもテザリングはできる！最安プランと注意点を解説

「月額料金をおさえながらもテザリングを利用したい」

「格安SIMが安くていいって聞いたけど、テザリングは使える？」

「格安SIMのテザリング品質は大丈夫？」

こんな疑問を持っている方に向けて、この記事では、「格安SIMでもテザリングは利用できること」と「格安SIMテザリングの品質」について解説します。

各格安SIMのおすすめプランを比較し、安く快適に使えるプランを紹介します。

テザリングを使用するときの注意点や設定方法なども詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

格安SIMでもテザリングは利用できる！

テザリングは大手キャリアでしか使えないと思っている人もいますが、格安SIMでもテザリングを利用できます。

もちろん、格安SIMのなかには、テザリングを取り扱っていない業者もありますが、ほとんどの業者がテザリング機能を用意しています。

この記事では、格安SIMでテザリングを利用する際のおすすめプランやメリットとデメリット、注意すべき点について詳しく解説します。

テザリングとは？その仕組みや接続方法を理解しよう

テザリングとは

テザリングとは、スマートフォンをWi-Fiルーター代わりにして、パソコンやタブレットなどの他のデバイスをインターネットに接続する機能です。

これにより、Wi-Fi環境がない場所でもスマホのモバイルデータを使ってネット接続が可能になります。

テザリングには3つの接続方法があります。

【2024年版】テザリングにおすすめの格安SIMプラン4選

テザリングに適した格安SIMプランを4つ紹介します。それぞれのプランの特徴や料金、データ容量を比較し、自分に合ったプランを見つけてください。

格安SIM	楽天モバイル	mineo（マイネオ）	ahamo（アハモ）	LINEMO（ラインモ）
プラン名	Rakuten最強プラン	マイピタプラン	ahamo・ahamo大盛り	スマホプラン
データ量	3GB～無制限	1～20GB （パケット放題プラスによりデータ使い放題）	30GB・110GB	3～20GB
料金	～3GB：1,078円 3～20GB：2,178円 無制限：3,278円 ※従量課金制	1GB：1,298円 5GB：1,518円 10GB：1,958円 20GB：2,178円	20GB：2,970円 100GB：4,950円	LINEMOベストプラン 3GBまで：990円 3～10GB：2,090円 LINEMOベストプランV 20GBまで：2,970円 20～30GB：3,960円
平均通信速度※	109.65Mbps	54.37Mbps	62.4Mbps	79.92Mbps
特徴	・使用したデータ量によって料金が変わる ・通話とSMSが使い放題 ・20GB以上は一定料金で使い放題	・中速通信（1.5Mbps）が使い放題 ・業界で最安のデータ使い放題プラン	・安定のドコモ回線 ・地下や混雑時でも通信安定 ・5分以内の通話無料	・安定のソフトバンク回線 ・LINE使用ではデータ消費されない ・3GBプラン最安
公式サイト	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る

楽天モバイルでテザリング！無制限プランの特長と利用時の注意点

運営会社	楽天モバイル株式会社
使用できる携帯キャリア回線	楽天回線
月額料金	～3GB：1,078円 3GB～20GB：2,178円 無制限：3,278円 （データ量によって料金変動）
平均通信速度※	109.65Mbps
テザリングを使った感想	・高速通信を快適に使える ・無制限プランがあるからデータ量を気にせず使える
特徴	・月3,000円で高速通信使い放題 ・通話やSMSし放題が無料で付いてくる ・使用データ量に応じて月額料金が安くなる

楽天モバイルとは、楽天モバイル株式会社が提供する楽天回線の格安SIMです。

料金プランはシンプルで、使用したデータ量によって料金が変動する「Rakuten 最強プラン」のみです。

使用したデータ量によって料金が変動するため、データ量を使う人もあまり使わない人にも最適なプランです。

もちろん、テザリングも無制限で利用可能です。

楽天モバイルの特徴

楽天モバイルの最大の特徴は、月額3,000円程度でデータ通信が無制限に使えることです。これにはテザリングも含まれており、外出先でもスマホをWi-Fiルーター代わりにして、無制限通信を実現できます。

ただし、都会の混雑時には通信速度が低下する可能性があります。楽天モバイルは自社回線を利用していますが、都心部などの混雑した場所では、速度が遅くなります。

また、楽天モバイルは同じ料金で5G通信にも対応しています。5G対応エリア内であれば、従来の4Gよりもさらに高速で快適な通信が可能です。

楽天モバイルでテザリングを実際に使ってみた

楽天モバイルでテザリングを実際に使ってみた感想は、「快適に高速通信を使用できる」でした。

カフェや図書館など外出先でパソコンを使用するときに、スマホで楽天モバイルの回線をテザリングして使用していましたが、通信速度でストレスになることはありませんでした。

ただし、都心の通勤電車内やイベント会場など混雑している場所では、通信速度が遅くなることがあります。

mineoでテザリング！柔軟なプランと安さが魅力

運営会社	関西電力グループの株式会社オプテージ
使用できる携帯キャリア回線	・ドコモ回線 ・au回線 ・ソフトバンク回線
月額料金	1GB：1,298円 5GB：1,518円 10GB：1,958円 20GB：2,178円
平均通信速度※	54.37Mbps
テザリングを使った感想	・大手キャリアや楽天モバイルよりは通信速度が遅い印象 ・コスパ重視なら一番
特徴	・中速通信（1.5Mbps）が月2,000円以下で使い放題 ・1GBから無制限まで選べる柔軟なプラン ・3大キャリアの回線から選べる

mineo（マイネオ）とは、関西電力グループの株式会社オプテージが提供する全国で使用できる格安スマホサービス（格安SIM）です。

mineo（マイネオ）は格安SIM満足度調査で第1位を獲得しているほど、人気の高い格安SIMです。

※出典：MMD研究所「2023年2月MVNOのシェア・満足度調査」

mineoは、1GBから20GBまで選べる柔軟なプラン設定とフリータンクや中速通信使い放題などの豊富なオプションがウリの格安SIMです。

mineoの特徴

mineoの最大の特徴は、月2,000円以下で中速通信（1.5Mbps）が使い放題が実現できることです。

月10GB以上のマイピタプランを選ぶと、中速通信（1.5Mbps）使い放題のパケット放題プラスが付いてきます。

そのため、月1,958円でテザリングを無制限に使えます。

テザリングをたくさん使いたいけど月額料金は節約したい方におすすめです。

また、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリア回線から自分に合った回線を選べることも大きなメリットです。

mineoでテザリングを実際に使ってみた

mineoのテザリングを使ってみた印象は、「最低限必要な動作は可能」です。

やはり、大手キャリアの回線を間借りしているため、通信速度が遅くなることはあります。

ですが、SNSのメッセージやWebページの閲覧など、生活に必要な動作は問題なく行えました。

月2,0000円以下と破格の安さでテザリング無制限が実現できるので、コスパ最強の格安SIMといえます。

ahamoでテザリング！シンプルな30GBプランと高速通信

運営会社	株式会社NTTドコモ
使用できる携帯キャリア回線	ドコモ回線
月額料金	30GB：2,970円 110GB：4,950円
平均通信速度※	62.4Mbps
テザリングを使った感想	・ドコモのメイン回線だから田舎や山奥でも安定している ・海外に行ってもポケットWi-Fiいらず
特徴	・安定のドコモ回線 ・5分通話かけ放題が無料でついてくる ・海外で使用できる（追加料金なし）

ahamoは、NTTドコモの安定したメイン回線を使える格安SIM（サブブランド）です。

回線を間借りではなく、メイン回線を使用しているため、他の格安SIMと違って、田舎や山奥でも安定した通信を実現できます。

もちろん、追加料金なしでテザリングも使用可能です。

ドコモのメイン回線を月3,000円以下で使用できるのは、ahamoだけです。

ahamoの特徴

ahamoはドコモの回線を使用しているため、全国的に安定した通信が可能です。特に、地方や山奥でも繋がりやすい点が大きな魅力です。

標準で5分間の通話が何度でも無料で利用できる「かけ放題」プランが付いているため、電話の頻度が高い方におすすめです。

ahamoは、追加料金不要で海外91の国・地域でデータ通信が利用できます。もちろん、テザリングも可能なので、海外旅行や出張が多い方にとって、最適なプランといえます。

ahamoでテザリングを実際に使ってみた

ahamoでテザリングを使用した感想は、「どこでも通信が安定していて、ストレスがない」です。

やはり、日本一基地局の多いドコモ回線は、日本全国どこでも通信が安定していて、テザリング中に通信遅延を起こすことがほとんどありません。

テザリングを使ってリモート会議やYouTubeの動画を視聴しても、ストレスなく通信できました。

そのうえ、海外に行っても追加料金なしでテザリングできるので、ポケットWi-Fiいらずで余計な費用を払わなくて済みます。

LINEMOでテザリング！LINEギガフリーとシンプルな低コストプラン

運営会社	ソフトバンク株式会社
使用できる携帯キャリア回線	ソフトバンク回線
月額料金	LINEMOベストプラン 3GBまで：990円 3～10GB：2,090円 LINEMOベストプランV 20GBまで：2,970円 20～30GB：3,960円
平均通信速度※	79.92Mbps
テザリングを使った感想	・都心部や混雑に強い ・山奥や田舎には弱い
特徴	・LINEのデータ通信が無料 ・5分通話かけ放題が無料でついてくる ・都心部や混雑に強い

LINEMOは、LINE使用ではデータ量が減らない「LINEギガフリー」が特徴のソフトバンク回線のサブブランドです。

LINEを使ったメッセージやビデオ通話などあらゆるLINEサービスが使い放題なため、頻繁にLINEを使う人におすすめです。

LIENMOのプランは、LINEMOベストプランとLINEMOベストプランVに分かれており、使用したデータ量に応じて課金される従量課金制です。

もちろん、オプションなしでテザリングも使えます。

LINEMOの特徴

LINEMOは「LINEギガフリー」機能があり、LINE通話やビデオ通話を多用する人には、大きなメリットがあります。

月額料金に5分間の通話かけ放題が標準で付いているため、通話料金を気にせず、通話可能です。

LINEMOはソフトバンクの回線を使用しており、都心部や混雑した場所でも安定した通信が可能です。

LINEMOでテザリングを実際に使ってみた

LINEMOでテザリングを使ってみた印象は、「都心やイベントなど混雑に強い」です。

他の格安SIMでは、混雑時にテザリングを行うと、回線混雑による影響を強く受け、通信速度が大幅に落ちます。

ですが、混雑に強いLINEMOであれば、ほとんどストレスを感じることなく、テザリング可能です。

格安SIMでテザリングを使うメリットとデメリット

格安SIMでテザリングを使うメリットとデメリットを理解して、賢くテザリングを活用しましょう。

メリット

大手キャリアの料金に比べて格安SIMは料金が非常に安く、テザリングも追加料金なしで利用できるプランが多いです。

格安SIMではデータ容量に応じたさまざまなプランが提供されており、自分の使い方に応じた柔軟な選択が可能です。

大手キャリアでは、高額になりがちな大容量プランや無制限プランも格安SIMなら月額3,000円程度で実現できます。

格安で使い放題を実現したい、コスパ重視の格安SIMを探している方は「楽天モバイル」がおすすめです。

デメリット

格安SIMは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、特に利用者が多い時間帯や混雑したエリアでは、通信速度が遅くなることがあります。混雑時の安定性を求める場合は注意が必要です。

一部の格安SIMは海外での利用に対応していないこともあります。ですが、今回紹介したahamoや楽天モバイルは、海外でもデータ通信が利用できるため、海外旅行や出張時でも安心して使えます。

格安SIMと大手キャリアの違い

格安SIMと大手キャリアは、料金や通信速度、海外での利用可否など違いがあります。

格安SIMでテザリングを利用しようと考えている場合、大手キャリアとの違いを理解して、ニーズに合っているか確認しましょう。

料金

格安SIM：月額料金が非常に安く、低コストで利用できます。大容量プランや無制限プランでも3,000円前後で提供されることが多く、通信費をおさえたい方には最適です。

大手キャリア：格安SIMに比べると、料金は1.5～2倍以上高いです。特に無制限プランでは月7,000円以上かかることも多く、長期的に利用する場合、格安SIMとのコスト差が大きくなります。

通信速度

格安SIM：通常時は安定していますが、混雑時や利用者が多いエリアでは通信速度が低下することがあります。これは、大手キャリアの回線を間借りしているため、優先度が低くなるためです。

大手キャリア：通信速度が安定しており、混雑する時間帯や場所でも速度が落ちにくいです。特に、都市部やイベント会場での利用時には、その強さが際立ちます。

テザリング利用

格安SIM：多くのプランでテザリングが標準で利用でき、追加料金なしでテザリング機能を使えます。ただし、回線が混雑している際はテザリング中の通信速度も低下しやすいです。

大手キャリア：テザリングも通常プランに含まれており、安定した通信速度を保ちながら利用できることが多いです。混雑時のテザリングでも、速度が低下しにくいため安心です。

海外での利用

格安SIM：一部の格安SIMでは海外でのデータ通信が利用できない場合があります。しかし、楽天モバイルやahamoなど、海外ローミングに対応している格安SIMもあり、海外でも問題なく利用可能です。

大手キャリア：多くのプランで海外ローミングが標準で提供されており、世界中で安定した通信が使えるため、海外出張や旅行が多い方にとって安心です。

格安SIMは料金面で大きなメリットがありますが、通信速度や海外利用に関しては注意が必要です。

対して、大手キャリアは料金が高めですが、通信の安定性やサービスの充実度で優れています。

それぞれの違いを理解し、自分の利用スタイルに合った選択をすることが重要です。

格安SIMのテザリングを使う際の注意点と具体的な対策法

テザリングを快適に利用するためには、以下の注意点を押さえておきましょう。

対策も紹介しますので参考にしてください。

バッテリーの消耗が激しい

テザリングを利用すると、スマートフォンのバッテリー消耗が通常よりも速くなります。

特に、Wi-Fiテザリングを利用すると多くの電力を消費します。

これは、スマートフォンが常時Wi-Fi電波を発信し続けるためです。Bluetoothテザリングは、Wi-Fiに比べて消費電力が少ないですが、通信速度が遅くなるため用途に応じて選ぶ必要があります。

データ通信量の消費が速い

テザリングでは、パソコンやタブレットなどで大容量のデータ通信を行うため、スマホ単体での利用よりもデータ通信量が速く消費されることが多いです。

動画の視聴やファイルのダウンロードなど、データを多く使う作業をすると、すぐにデータ上限に達してしまう可能性があります。

通信速度が低下することがある

格安SIMでテザリングする場合、スマホのモバイルデータ回線を複数のデバイスで共有するため、通信速度が低下することがあります。

また、テザリング中に動画再生や大容量ファイルのダウンロードなどを行うと、一気に回線を使い切ってしまうため、全体の通信が遅く感じることがよくあります。

速度制限を回避するテザリング利用法！楽天モバイルの無制限プランが最適

速度制限を回避する最も効果的な方法は、データ無制限プランを選ぶことです。

楽天モバイルの無制限プランなら、3,278円でデータ量を気にせずにテザリングを利用できます。

楽天モバイルであれば、平均で109.65Mbps※の通信速度があり、動画視聴やビデオ会議なども速度遅延なく行えます。

※参考：みんなのネット回線速度

テザリングの使い方・設定方法

テザリングの使い方・設定方法をスマホの機種別に解説します。

テザリング元とテザリング先のスマホに分けて、操作方法を解説します。

一番オーソドックスな方法である「Wi-Fiテザリング」の設定方法です。

iPhoneの場合

テザリング元

テザリング先

Androidの場合

テザリング元

テザリング先

テザリングの活用事例

テザリングは、さまざまなシーンで便利に活用できます。

テザリングは、リモートワークや旅行先でのインターネット接続に役立ちます。

例えば、カフェでの仕事や出張先での会議、さらに緊急時のインターネット接続手段としても有効です。

格安SIMのテザリングでよくある質問

格安SIMのテザリングでよくある質問に回答します。

Q.格安SIMでテザリングできないときはどうしたらいい？

格安SIMでテザリングできないときは以下の方法を試してみてください。

テザリングできないときは、設定がうまくいっていない、端末の不具合の可能性が高いです。

上記の方法を試してみて、解決しない場合は、契約している格安SIMのサポートセンターに連絡しましょう。

Q.格安SIMのテザリングは無料でできる？

格安SIMのテザリングは基本的に無料です。

ですが、テザリング機能を提供していない、テザリング機能は有料オプションの格安SIMもありますので、確認が必要です。

本記事で紹介している以下の格安SIMは、テザリング機能が無料で付いてきます。

Q.データ無制限にテザリングできる格安SIMはある？

データ無制限にテザリングできる格安SIMは「楽天モバイル」です。

楽天モバイルの無制限プランなら、3,278円で楽天モバイル回線の高速通信を無制限でテザリングできます。

平均で109.65Mbps※の通信速度があるので、動画視聴やビデオ会議なども速度遅延なく行えます。

※参考：みんなのネット回線速度

まとめ

格安SIMのテザリング機能を活用して、通信費を節約しましょう。

大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで、ほとんど満足度を下げずに5,000円以上節約することも可能です。