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格安SIMも災害時に利用できますが、停電・設備故障・回線混雑の影響で、音声通話やデータ通信が使いにくくなることがあります。
「格安SIMだから必ず不利」「大手キャリアとまったく同じ」とは言い切れません。契約回線の障害情報、災害用伝言サービス、別回線やWi-Fiなどの代替手段を事前に確認しましょう。
災害時の格安SIMの音声通話やデータ通信はどうなる?
災害時は、格安SIMが利用するドコモ・au・ソフトバンクなどの設備も、停電や伝送路故障、アクセス集中の影響を受けます。MVNOは借りている回線側の障害や規制の影響を受けるため、平常時と同じ品質を保証できません。
音声通話
災害時は一般の音声通話が規制されたり、緊急通報を含めてつながりにくくなったりする場合があります。110・119・118が一度でつながらないときは、固定電話や別事業者の回線も試してください。
2026年4月に始まったJAPANローミングも、発動地域・対応端末・提供方式によって使える機能が異なります。MVNOでは、フルローミング方式でもデータ通信を利用できない条件が案内されています。
データ通信
データ通信も、設備故障や混雑、通信規制により遅くなったり利用できなくなったりする場合があります。災害支援としてデータ容量が付与されることはありますが、実施内容は災害と事業者ごとに異なるため、その都度公式情報を確認してください。
災害時の格安SIMのデメリットと対処法

格安SIMでも災害対策は可能ですが、いくつかのデメリットや注意点が存在します。
本章では、格安SIMの災害時のデメリットや対処法を解説します。
- 災害用伝言板が使えない格安SIMがある
- データ通信速度が遅くなる可能性がある
災害用伝言板が使えない格安SIMがある
災害時に音声通話が制限された場合は、大手キャリアが提供している災害用伝言板が非常に便利です。
- 災害用伝言板とは
- 震度6以上の地震など大きな災害が発生したとき、被災地から安否登録ができるサービスのこと。
家族や友人は、登録された情報をインターネット上でどこからでも確認することができるため、便利です。
災害用伝言板は登録と確認で利用条件が異なります。契約回線の公式案内に加え、回線を問わず確認できるweb171も備えてください。
ですが、格安SIMでも災害用伝言板を使う方法があります。
- 災害用伝言板ダイヤル(171)を使う
- NTT東日本のweb171を使う
- SNSを使う
災害用伝言板ダイヤル(171)は、宛先の電話番号が分かれば、どこからでも伝言を録音し友人や家族に送信できます。
NTT東日本のweb171は、ブラウザで災害用伝言板(web171)https://www.web171.jp/にアクセスすることで、インターネット上に安否登録を記録できます。
X(Twitter)やLINEなどのSNSの災害用伝言板機能を使うことで、多くの友人や家族に安否を伝えることも可能です。
どれも格安SIMユーザーでも無料で使えるサービスですので、大手キャリア独自の災害用伝言板がなくても大丈夫です。
注意点
安否を伝えたい家族や友人には、「確認してほしい災害用伝言板」をあらかじめ伝えておきましょう。
データ通信速度が遅くなる可能性がある
災害時はデータ通信も、設備故障・混雑・通信規制により遅くなったり、利用できなくなったりする場合があります。契約回線の障害情報を確認し、不要不急の動画視聴や大容量通信は控えましょう。
利用できる地域では無料Wi-Fi「00000JAPAN」も代替手段になります。ただし通信は暗号化されていないため、安否確認や情報収集など必要最小限にとどめ、ID・パスワード入力や金融サービスの利用は避けてください。詳しくは00000JAPAN利用者向け公式案内を確認できます。
格安SIMユーザーができる災害対策のポイント

災害時に備えて、格安SIMのユーザーが事前に行える災害対策についてまとめました。
- 通信障害時に利用できるサービスを把握する
- 緊急速報の受信設定を行う
- サブ回線を契約する
通信障害時に利用できるサービスを把握する
通信障害が起きたときに利用できるサービスを事前に把握しておくことが重要です。
- 公衆無線LAN「00000JAPAN」: 災害時には無料で利用できるフリーWi-Fiサービスが提供される
- 大手キャリアのWi-Fiスポット: 避難所や待機所で利用できる
- 災害用伝言板ダイヤル「171」: 電話番号を持っているすべての人が使える伝言板ダイヤル
- 全国瞬時警報システム「Jアラート」: 緊急情報の瞬時伝達を行うシステム
- SNS「LINE・Twitter」: 音声通話がつながらない場合でもメッセージや伝言板が利用できる
上記のサービスを知っておくことで、災害時に通信障害が発生しても対応できます。
対策を事前に実施して格安SIMでの不安を無くしましょう。
緊急速報の受信設定を行う
地震発生時や津波発生時には、各地の揺れや津波の到着予想時刻などを通知してくれる緊急速報があります。
しかし、利用しているスマートフォンの機種や設定によっては、緊急地震速報を受信できない場合があります。
緊急速報に対応しているスマートフォンを選び、緊急速報の受信設定を行っておきましょう。
iPhoneの場合、以下の設定手順で緊急速報を設定できます。
- 設定アプリを開く
- 通知設定を開く
- 画面一番下の緊急速報をオンにする
サブ回線を契約する
通信障害が発生した場合に備えて、メイン回線とは別のキャリアのネットワークであるサブ回線を契約することが有効です。
ですが、サブ回線には費用がかかるため、優先順位は最後です。
通信障害時に利用できるサービスを把握して、「対策が足りない」と感じた人だけサブ回線を契約しましょう。
デュアルSIM対応のスマートフォンを使用すると、1台のスマホで二つの回線(メインとサブ)を使えます。
災害に強い格安SIMを選ぶポイント

災害に強い格安SIMを選ぶポイントは以下のとおりです。
- 通信対応エリアを確認する
- 災害時のサポートの過去事例を確認する
通信対応エリアを確認する
契約する格安SIMの通信対応エリアを事前に確認しておきましょう。
災害は全国どこで発生するかわかりません。
通信対応エリア外で災害が発生すると、音声通話やデータ通信がつながりにくくなることがあります。
人口カバー率だけで判断せず、自宅・職場・避難先・移動経路が公式エリアマップに含まれるか確認してください。
人口カバー率が高くても、山間部・地下・建物内や災害で設備が被害を受けた場所ではつながらないことがあります。
災害時の支援情報はその都度確認する
データ容量の無償提供や支援タンクの開放などは、災害と事業者ごとに内容が変わります。過去に支援があっても、次の災害で同じ支援が行われるとは限りません。契約先の公式サイトと障害情報を確認してください。
よくある質問
災害時の格安SIMについてよくある質問に回答します。
- 災害時の格安SIMのデメリットは?
- 格安SIMユーザーができる災害対策は?
- 災害に強い格安SIMを選ぶ際のポイントは?
災害時の格安SIMのデメリットは?
災害時の格安SIMには以下のデメリットがあります。
- 災害用伝言板が使えない格安SIMがある
- データ通信速度が遅くなる可能性がある
対策は、災害用伝言板ダイヤルや災害用Wi-Fiなど、公共のサービスを使うことです。
災害時に電話がつながらないときはどうすればいい?
電話がつながらないときは、SNSやNTT東日本・NTT西日本の災害用伝言板「web171」など、データ通信を使う連絡手段も試してください。
XやLINEは連絡手段の一つですが、通信障害時に使えるとは限りません。災害用伝言板と混同せず、web171や災害用伝言ダイヤル171も確認してください。
NTT東日本のweb171(ブラウザ版の災害用伝言板サービス)では、インターネット上に安否を登録することにより、どこからでも安否を確認できます。
注意点
安否を伝えたい家族や友人には、「確認してほしい災害用伝言板」をあらかじめ伝えておきましょう。
災害に強い格安SIMを選ぶ際のポイントは?
災害に強い格安SIMを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- 通信対応エリアを確認する
- 災害時のサポートの過去事例を確認する
まとめ
格安SIMは災害時でも利用可能です。
格安SIMも災害時に利用できますが、契約回線の設備被害・混雑・規制の影響を受けます。大手キャリアと同じ品質が保証されるわけではありません。
格安SIMを選ぶ際は、通信対応エリアや災害時のサポートなど、さまざまな観点から検討することが大切です。
また、避難場所の把握や緊急速報の受信設定など、日頃からの備えも重要です。
格安SIMを使って携帯料金をおさえながらも、しっかりとした災害対策を行いましょう。