格安SIMは災害時でも使える!つながりにくいときの対処法も解説!

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格安SIMは災害時でも使える!つながりにくいときの対処法も解説!

災害時の通信確保は非常に重要です。特に格安SIMのユーザーは、大手キャリアと比べて災害時の通信サービスに不安がある人も多いでしょう。

格安SIMは災害時でも大手キャリア回線と同じように、回線を使用できます。

本記事を見ることで、災害時でも格安SIMで安心できる理由やつながりにくいときの対処法を解説します。

災害時の通信の確保はとても大切ですので、本記事で学んで、格安SIMユーザーでも適切な災害対策ができるように準備しましょう。

この記事を書いている人はこんな人

  • 格安SIM使用歴5年以上
  • 格安SIM5社以上経験
  • 都内在住だから都内の通信環境に詳しい
  • 全国各地に旅行しているから地方の格安SIMの通信環境もわかる
  • 紹介している格安SIMは使ったものの中から厳選

災害時の格安SIMの音声通話やデータ通信はどうなる?

格安SIMはドコモやauなどの大手キャリア回線を間借りして運用しているため、災害時の対応も使用している大手キャリア回線と変わりません

そのため、もし使用している大手キャリア回線の通信が遅くなれば、格安SIMの通信も遅くなります。

ジン
ジン

格安SIMだからといって、災害時に通信環境が悪くなることはありません。

音声通話

災害時は119番や110番を優先させるため、格安SIMに限らず、音声通話に規制がかかることがあります

格安SIMは、大手キャリア回線(ドコモやau)を借りて運営しているため、大手キャリアが規制をかければ、従うことになります。

そのため、災害時は格安SIMだけでなく大手キャリアや固定電話も音声通話ができない状態です。

格安SIMだから規制されるわけではないので、音声通話の心配なく使えます。

チェックポイント

もちろん、格安SIMでも119番や110番の緊急通話は制限無く使用できます。

「格安SIMだから災害時には音声通話ができない」のではなく、「緊急通話を優先させるため、全体的に音声通話に制限がかかっている」ということです。

データ通信

災害時に格安SIMのデータ通信が制限されることはありません

音声通話による回線圧迫を防ぐため、被災地あての通話や不要不急の通話を控えるようお願いしつつ、メールやX(Twitter)、LINEなどメッセージアプリの利用をすすめる格安SIMもあります。

ジン
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データ通信の容量不足で緊急の連絡ができなくなることを防ぐため、データ量を無償で提供してくれる格安SIMもあります。

実際に最大深度7を記録した石川県の能登半島地震のときは、無料でデータ量を提供している格安SIMが多かったです。

LINEMO(ラインモ)データ通信量の追加購入を無償提供
ahamo(アハモ)データ量を使いきっていても通信制限がかからない「災害時データ無制限モード」を提供
楽天モバイルプラン料金が3か月無料
無料充電スポットやWi-Fiの設置
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災害時は、格安SIMでも手厚い支援が受けられるので、安心して利用できます。

災害時の格安SIMのデメリットと対処法

格安SIMでも災害対策は可能ですが、いくつかのデメリットや注意点が存在します。

本章では、格安SIMの災害時のデメリットや対処法を解説します。

  • 災害用伝言板が使えない格安SIMがある
  • データ通信速度が遅くなる可能性がある

災害用伝言板が使えない格安SIMがある

災害時に音声通話が制限された場合は、大手キャリアが提供している災害用伝言板が非常に便利です。

災害用伝言板とは
震度6以上の地震など大きな災害が発生したとき、被災地から安否登録ができるサービスのこと。
家族や友人は、登録された情報をインターネット上でどこからでも確認することができるため、便利です。

しかし、格安SIMを利用している場合は、大手キャリアの災害用伝言板を利用できません。

ですが、格安SIMでも災害伝言板を使う方法があります。

  • 災害用伝言板ダイヤル(171)を使う
  • NTT東日本のweb171を使う
  • SNSを使う

災害用伝言板ダイヤル(171)は、宛先の電話番号が分かれば、どこからでも伝言を録音し友人や家族に送信できます。

NTT東日本のweb171は、ブラウザで災害用伝言板(web171)https://www.web171.jp/にアクセスすることで、インターネット上に安否登録を記録できます。

X(Twitter)やLINEなどのSNSの災害用伝言板機能を使うことで、多くの友人や家族に安否を伝えることも可能です。

どれも格安SIMユーザーでも無料で使えるサービスですので、大手キャリア独自の災害用伝言板がなくても大丈夫です。

注意点

安否を伝えたい家族や友人には、「確認してほしい災害用伝言板」をあらかじめ伝えておきましょう。

データ通信速度が遅くなる可能性がある

災害時は音声通話とは異なり、データ通信を制限されることはありません。

ですが、音声通話が制限され、多くの利用者が同時にデータ通信を使うことになるため、通信を圧迫し通信速度が低下する可能性があります。

また、格安SIMは大手キャリアの通信設備を借りてサービスを提供しているため、大手キャリア側が通信障害を起こすと格安SIMも利用できなくなる可能性があります。

対策は、無料Wi-Fiである「00000JAPAN」を使うことです。

大きな災害が起きた時は、だれでも無料で使える公衆無線LANサービス「00000JAPAN」が開設されます。

ジン
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Wi-Fiに対応したタブレットやスマホがあれば、だれでもデータ通信が使えます。

格安SIMユーザーができる災害対策のポイント

災害時に備えて、格安SIMのユーザーが事前に行える災害対策についてまとめました。

  • 通信障害時に利用できるサービスを把握する
  • 緊急速報の受信設定を行う
  • サブ回線を契約する

通信障害時に利用できるサービスを把握する

通信障害が起きたときに利用できるサービスを事前に把握しておくことが重要です。

  • 公衆無線LAN「00000JAPAN」: 災害時には無料で利用できるフリーWi-Fiサービスが提供される
  • 大手キャリアのWi-Fiスポット: 避難所や待機所で利用できる
  • 災害用伝言板ダイヤル「171」: 電話番号を持っているすべての人が使える伝言板ダイヤル
  • 全国瞬時警報システム「Jアラート」: 緊急情報の瞬時伝達を行うシステム
  • SNS「LINE・Twitter」: 音声通話がつながらない場合でもメッセージや伝言板が利用できる

上記のサービスを知っておくことで、災害時に通信障害が発生しても対応できます。

対策を事前に実施して格安SIMでの不安を無くしましょう。

緊急速報の受信設定を行う

地震発生時や津波発生時には、各地の揺れや津波の到着予想時刻などを通知してくれる緊急速報があります。

しかし、利用しているスマートフォンの機種や設定によっては、緊急地震速報を受信できない場合があります。

緊急速報に対応しているスマートフォンを選び、緊急速報の受信設定を行っておきましょう。

iPhoneの場合、以下の設定手順で緊急速報を設定できます。

  1. 設定アプリを開く
  2. 通知設定を開く
  3. 画面一番下の緊急速報をオンにする

サブ回線を契約する

通信障害が発生した場合に備えて、メイン回線とは別のキャリアのネットワークであるサブ回線を契約することが有効です。

ですが、サブ回線には費用がかかるため、優先順位は最後です。

通信障害時に利用できるサービスを把握して、「対策が足りない」と感じた人だけサブ回線を契約しましょう。

デュアルSIM対応のスマートフォンを使用すると、1台のスマホで二つの回線(メインとサブ)を使えます。

災害に強い格安SIMを選ぶポイント

災害に強い格安SIMを選ぶポイントは以下のとおりです。

  • 通信対応エリアを確認する
  • 災害時のサポートの過去事例を確認する

通信対応エリアを確認する

契約する格安SIMの通信対応エリアを事前に確認しておきましょう。

災害は全国どこで発生するかわかりません。

通信対応エリア外で災害が発生すると、音声通話やデータ通信がつながりにくくなることがあります。

そのため、通信エリアの人口カバー率が高い格安SIMをおすすめします。

>>人口カバー率が高いおすすめの格安SIM4選を紹介

上記の記事で紹介している格安SIMは人口カバー率99.98%を超えているため、基本的に日本全国どこでも使用可能です。

災害時のサポートの過去事例を確認する

災害時のサポートの過去事例を確認して、災害時に安心して使えるよう備えておきましょう。

例えば、最大深度7を記録した石川県の能登半島地震のときは、無料でデータ量を提供している格安SIMが多かったです。

LINEMO(ラインモ)データ通信量の追加購入を無償提供
ahamo(アハモ)データ量を使いきっていても通信制限がかからない「災害時データ無制限モード」を提供
楽天モバイルプラン料金が3か月無料
無料充電スポットやWi-Fiの設置
mineo(マイネオ)mineo災害支援タンクの開放し10GBまで無償提供

災害時のサポートを確認しておけば、災害時のためにデータ通信の容量をとっておく必要もなくなります。

よくある質問

災害時の格安SIMについてよくある質問に回答します。

  • 災害時の格安SIMのデメリットは?
  • 格安SIMユーザーができる災害対策は?
  • 災害に強い格安SIMを選ぶ際のポイントは?

災害時の格安SIMのデメリットは?

災害時の格安SIMには以下のデメリットがあります。

  • 災害用伝言板が使えない格安SIMがある
  • データ通信速度が遅くなる可能性がある

対策は、災害用伝言板ダイヤルや災害用Wi-Fiなど、公共のサービスを使うことです。

災害時に電話がつながらないときはどうすればいい?

電話がつながらないときは、SNSやNTT東日本のweb171(ブラウザ版の災害用伝言板サービス)を使いましょう

TwitterやLINEでは、独自の災害用伝言板サービスを提供していて、一斉に多くの家族や友人に安否を知らせることができます。

NTT東日本のweb171(ブラウザ版の災害用伝言板サービス)では、インターネット上に安否を登録することにより、どこからでも安否を確認できます。

注意点

安否を伝えたい家族や友人には、「確認してほしい災害用伝言板」をあらかじめ伝えておきましょう。

災害に強い格安SIMを選ぶ際のポイントは?

災害に強い格安SIMを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • 通信対応エリアを確認する
  • 災害時のサポートの過去事例を確認する

まとめ

格安SIMは災害時でも利用可能です。

格安SIMはドコモやauなどの大手キャリア回線を間借りして運用しているため、災害時の対応も使用している大手キャリア回線と変わりません

格安SIMを選ぶ際は、通信対応エリアや災害時のサポートなど、さまざまな観点から検討することが大切です。

また、避難場所の把握や緊急速報の受信設定など、日頃からの備えも重要です。

格安SIMを使って携帯料金をおさえながらも、しっかりとした災害対策を行いましょう。

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